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素浪人の生存報告

カテゴリー「旅 III 北陸〜山陰」の記事一覧

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124日目 10/20 出雲市〜温泉津温泉

 11時出発、やる気nothing.
 国道9号山陰道はトラックがバンバン通る。道も狭く、歩道がなかったり路側帯が狭かったりする区間も多々ある。更に平地がない。親不知や南北海道程ではないが、最悪の道だ!
 反対方向から来た日本一周チャリダーが、下関までずっとアップダウンしかないと言っていた。あと250km…。またやる気がなくなった。鉄道に乗りた〜い
  疲れた、苦痛だ、ばか、あほ、どじ、まぬけ、と頭の中でブツブツ呟きながら嫌々進んだ。ひたすらに不満が募る。

 温泉津(ゆのつ)温泉に着き、うろちょろ下見をして、レトロな雰囲気の日帰り入浴施設「薬師湯」に入った。なんと、貸切風呂が40分500円で利用できる。疲れた心身を癒すには、これしかねえ。
 極楽。かけ流しの温泉を独り占めする贅沢!ふざけた国道9号のことも、疲れも全て吹っ飛んだ。終わりよければ全て良し。
 なんだか、温泉津は、知る人ぞ知る名湯だったらしい。狭くて商売っ気がなく、古い建物が残っている温泉街の雰囲気も凄く良い。私はたまたま来たのだけど、幸運だったなぁ。鬱屈した気分が晴れて、完全にリフレッシュ出来た。
 

 風呂から出て、観光案内所の軒下にテントを張った。公共施設軒下就寝は、私の得意技だ。
 案内所の駐車場にキャンピングカーを停めている人に挨拶したら、缶ビールを貰えた。ベンチに座って色々話をした。偶然にもこの方は大阪でwwoofホストをやっている人だった。大阪に来たらwwoofじゃなくても泊まって良いよ、と言って下さった。
 栗とトウモロコシとワインと焼酎も頂いた。…酔っぱらって、トイレで全部吐いた。
 おまけに神経が高ぶって寝付けなかった…

123日目をさくっと

松江城の石垣の下の芝生で寝てたら職員に怒られた☆

昨年島根旅行したときに訪れた醤油屋さんのおばあちゃんと一年振りに再会。喜んでくれた。

出雲大社は昨年に引き続き本殿工事中…

出雲市で宿をとってプロ野球観戦。とうとうシーズン三位のチームが日本シリーズに進出してもうた。144試合は一体何のために行っておるのやら。優勝の価値がないね。

123日目 松江市〜出雲市

 とちゅうまで書いたブログが、ipadのでんちぎれできえた。やるきなsくしたのでしうりよう。熊怖い。ー<

122日目 米子市〜松江市

 境港の回転ずし「すし若」に入った。ぶったまげた。全皿120円なのに、しめ鯖とか生にしんとか天然物のはまちが流れていて、しかも120円の味じゃない。経営大丈夫なんだろうか、と心配になるわ。客にとっては有難すぎる店だ。

 中海↓に浮かぶ島を渡って松江へ。アップダウンがなくていがったいがった。


 松江では、バリスタ選手権(?)日本一の方が開いている喫茶店「caffe vita」へ。コーヒーうめがったぁ。シフォンケーキもうめがった。
 この松江のVITAの人のお父さんと弟さんもそれぞれ安来市に喫茶店を開いており、やはり知る人ぞ知るお店らしい。
 で、日本中からバリスタ志望の若者がこのバリスタ一家に憧れて島根県に集まるらしく、そのお陰でスターバックスコーヒーは島根県に進出できないのだそうだ(スターバックス側から、お父さんに「あなたがいるからうちは島根に出店できない。あなたが島根県でスタバ店長をやってくれ」と打診されたほど)。素晴らしい。あんな糞まずいコーヒーは全国に広めなくてよろしい。

 島根県は日本一人口が少ない県だし地味だけど、文化度は高い。神話も歴史もある。米も魚も旨い。要するに、良い所なのだ。

宍道湖の夕焼け。視界が開けている。松江も良い所だ…この風景を見ていて実感した。
南埼玉は悲しい…便利さと引き換えに色々なものを犠牲にしている。この旅をしていて実感する。

121日目 日吉津村〜米子市

 自信過剰だった。昨日寝る前よりも今朝の方が疲れている。久しぶりのテント泊で風の音が気になって眠れなかったし、足の疲れが取れていない。クソだりぃぜ。早速、今日は自転車をこがないことに決めた。

 米子駅までは仕方なく自転車で行き、そこからはバスで足立美術館へ。昨年島根県一人旅をした時に買った「ぐるっと出雲路ご縁PASS」〜足立美術館、松江フォーゲルパーク、由志園、島根県立美術館、出雲歴史博物館の入場券と、その他観光施設の割引等が付いて2900円という、なまらめっちゃばりがばいでぇりゃなからいぎなりちかっぱお得なパスポート、但し使用期限は一年間〜 の足立美術館入場券が残っていたのだ(足立美術館は普通に入ると2000円)。殆ど足立美術館目当てで買ったのに、去年は行けなかった。有効期限は今月20日までなので、今日足立美術館に入って、何とか無駄にしないで済んだぜ。

 

 横山大観の絵が沢山ある美術館なのだが、目当てはこの庭園。どの角度から見ても綺麗だ。計算し尽くされている、お見事。後ろの山の借景がかっこいい。借景なんて、初めて見たような気がする。



 後ろの滝は人工らしい。しゅごーい
 

 惜しむらくは、私が眠くてぼんやりしていたこと。もっとしゃっきりしている時に見たら感動も増しただろう。


 野宿なんざやってられるか!ということで、米子駅前の3000円のホテルを取った。ついでに今日は散財の日ということにして、昼は回転ずしを食べ、夜もまともな個人店で和定食を食べた。節約なんてぇもんはクソ食らえだ。けっ!
 と言いつつ、金を使い過ぎて胸が傷んでいる貧乏性なのだが、明日も境港で回転ずし食うぞ。境港は漁港としてかなり有名なんだ。魚を食わねえ手はねえ。魚を食うなら、回転ずしが最も費用対効果がたけえ。


 そうそう、足立美術館は金沢の21世紀美術館に引き続き、客がうるさかった。美術館でおしゃべりするなんて、信じられない。他人の鑑賞の邪魔だろ。民度低いね…。
 思うに、テレビで取り上げられた有名なものに飛びつく人達は58%くらいの確率でマナーが悪い(おばさんに限っては100%)。歯に衣きせずに言う…ではなく、爪にマニキュアせずに書くならば、糞ったればかりだ。地獄に落ちやがれ。
 あと、21世紀美術館でも足立美術館でも、五月蝿い声は大抵西の方言なのだな。関東育ちの私には、西の方言の細かい判別がつかない。よって、「これだから関西人は…」という結論になる。

 ついでに。足立美術館の館内からベンチに座って外の庭園を眺められる一角があったのだが、そこに若い女共が庭園を見るでもなく四人分の席を陣取っていた。お年寄りが疲れを癒すというのならわかるが…。だらしない上に気がきかない糞女共め!一生売れ残れ!
 世の男はああいう女共に甘い顔しちゃいかん。あ、でも今は草食全盛だから、あんまり馬鹿女を甘やかす男もいないのか。いいこった。

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本多
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職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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