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素浪人の生存報告

カテゴリー「旅Iの中間報告」の記事一覧

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中間報告 埼玉〜青森編(6) 金太郎飴

 国道を北上していると、すき家、マックスバリュ、ダイソーをよく見かける。市(し)ならば必ずこれら3店が揃っているといっても過言ではない。そして、20万人くらいの商圏では、イオンのショッピングセンターが待ち構えている。
 旅に出る前からわかっていたことだが、全国に同じ店ばかりあるのが興醒めだ。「いらっしゃいませ」と歓迎され、「ありがとうございました」と感謝される私は、何処に行っても「お客様」だ。

 戦後、何処の地方都市も東京の模倣をして、画一的なまちづくりが行われ、「○○銀座」が全国に溢れ返り、金太郎飴の様な街だらけになってしまった(そしてそれらの街は、今となっては軒並み寂れてしまった)と言われているが、現在は郊外も金太郎飴だな。全国展開している店はとても便利で安いが、品揃えもサービスも画一的で無個性。
 ま、日本人は目先の利便性となら何でも引き換えにするからな。利便性と比べたら、多様性や個性などは屁の様なものだろう。はいはい。

中間報告 埼玉〜青森編(5) その他諸々

「治安」

 この国の治安の良さは、本当にありがたい。スーパーの自転車置き場に、大荷物付けっぱなしな上に鍵をかけていない状態で自転車を放っておいても、誰も盗って行かない。身の危険を感じたことも一度もない。
 ただし、人口減・少子高齢の地域ばかり通って来た事を忘れてはいけない。札幌、仙台、京阪神、広島、福岡辺りを通る時は気を付けねば。特に、大阪・兵庫(南岸部)・福岡は、「野宿などしようものなら身包みはがされて殺される、力こそが正義の無法地帯」ぐらいの覚悟で臨む。というか、寄らないようにする。姫路城も行ってみたいが我慢する。城見物と命を引き換えには出来ない。


「独りの気楽さ」

 独りの気楽さに味をしめてしまいそうだ。友達とわいわい旅行するのも好きだが、独りも実に良い。
 進みたい時に進んで、立ち止まりたい時に立ち止まる。何か失敗をしても、自分が困るだけで、人に迷惑がかからない。18時になっても寝床が決まっていないという状況にも慣れた。人と一緒だったら、こうはいかないだろう。
 ただし、人恋しくなるので、ラジオか携帯電話のテレビは毎晩稼動する。

中間報告 埼玉〜青森編(4) 海に飽きた

 私が今まで住んだのは、浦安〜埼玉〜札幌〜郡山と内陸一筋(浦安の東京湾は海とは呼べない)。旅行先も殆どが内陸(長野県ばっかり)で、海水浴などは今まで1度しかしたことがない。つまり、海に慣れていない。
 私は、海を見ていると、恐怖とも畏怖ともつかない念と寂しさを感じるので、海沿いばかりを走っている今回の旅は、どことなく心が落ち着いていない。もう一生分の海を見たから、そろそろ海を離れてもいい・・・と、思わなくもない。ずっと日本海だからかな。沖縄あたりまでいけば、また海から受ける印象も違うだろうか。

中間報告 埼玉~青森編 (3) 日本海での哀楽

山形県~青森県の旅路




■5/15 晴れて気分も一新!山形県を行く
 
最上川の土手は最高のサイクリングロードだった


■5/16 旅の疲れが出て動かなかった日。直売所に泊めて頂く
漫画に出てくる高校生の女の子っぽいポーズだ…

  
庄内平野は美しい。

 
たまご寒天。初めて見たので食べてみた。甘かった。直売所のおばちゃん達と記念撮影。

 
わざわざご飯と魚を料理して持って来て下さり、おなかも胸もいっぱいです。

 
夕闇散歩。庄内平野は空が広くて良い。肌寒くなけりゃ根っ転がりたかったな。


■5/17 田植えのお手伝い
山菜の栄養を頂きます
これを軽トラに積んで田んぼに持っていく。田んぼの写真は撮ってない…

 
寝床です。


■5/18 山形県北部~秋田県南部の海沿い
遊佐町の湧き水。飲み水・食器洗い・野菜洗い等に利用されてるらしい。

秋田県に入りました

店名といい、キャッチコピーの誤字といい、受けを狙っているのか?

お寺で頂いたご馳走。旅に出てから初めてのお刺身。


■5/19 雨に濡れて八郎潟へ
お寺の本堂を出る。お世話になりました。

この日はこれしか写真は撮ってない。


■5/20 大潟村逗留

土俵の上に一泊後の一枚。


■5/21 死の八郎潟脱出
大潟村を出る。退屈な一本道。とっとと抜けさせろや!


何故か知らねど黒い八峰町の海岸。


■5/22 美しき西海岸
寝不足テント

イカ干しおばちゃん

ここからが本番

 
海岸はずっ~と綺麗。でも写真をあまり撮っていない。

  
軟弱な体に鞭打って十二湖へ。青池は本当に青かった。

青森は、稲作に適した土地が殆どなさそうだった。

寂しい晩御飯

駅が自分の部屋になっちゃった

■5/23 逆風に憤る
ここから落ちた

 
難しい漢字ですね

 
千畳敷。岩の畳が続いております。



 写真をあまり撮っていないのは、それ程私の心をとらえる景色がなかったというのも理由の一つですが、綺麗な写真を撮ろうとすると、写真を撮ることに囚われて、景色が自分の記憶に残らなくなってしまうというのが一番の理由です。
 美しい景色に出くわしたら、皆さんにも見せて差し上げたいと思ってカメラを構えはするのですが、写真の腕もないもので、風景写真の枚数がかなり少なくなってますね。ただ、北海道の美瑛に行ったら撮りまくるかもしれません。

中間報告 埼玉~青森編 (2) 素浪人黎明編

素浪人黎明編ということで、埼玉から山形までの9日間のルートと写真を載せます。




5/6 初野宿と、初自炊
おかかご飯とインスタント味噌汁


住宅街の中の児童館だったので、地域住民にばれないように忍んだ。

5/7 上州名物焼きまんじゅうと、雑貨屋のおばちゃんとおでん(旨かった!)
 


■5/8 朝、立ちションするおっさんをホテルの部屋から目撃!



■5/9 初めての駅泊を無事終えて、記念撮影。そして鉄道で群馬を抜け、新潟県魚沼地方の風景
 




■5/11 凄いおじさん

この後、石を拳で殴って割るところを見せてもらいました。ほんとに割れたよ・・・!


■5/13 大豆は貴重なタンパク源

豆腐は意識して食べてます。


■5/14 憂鬱な新潟県海沿いの道、旅の友と県境を越える
 
新潟の海沿いは寂しすぎるわ・・・





 坂道や低温や独りで忍んで寝ることに慣れていない、旅人駆け出しの頃でした。そんな時期に、見知らぬ人に拾って頂けたり、チャリンコ日本一周の友が出来たりしたのは幸いでしたね。

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HN:
本多
性別:
男性
職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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