素浪人の生存報告

久米島滞在もあと僅か。4月1日から名護でwwoofし、13日に飛行機で福岡へ戻る。
その後が問題。今は旅を続けようという気勢がない。この国難に、呑気にフラフラしていて良いものか…。 埼玉に戻り、経済の歯車の１つとして復帰すれば、被災地の為になるのでは？
むうぅ。悩みどころ。名護で気分転換しよう。



ヨウ素131は8日で半減するので、福島県産ほうれん草も冷凍して保存すれば後で食べられるし、また、生乳は時間をかけてチーズに加工すれば問題ないそうな。
関東の水道水も、大人は普通に飲んで問題ねーんだべ？んな1日に何10リットルも飲む訳じゃあんめーし。ワイドショーが騒ぎすぎ。

テレビで地震情報ばかり見ていると気が滅入る。そんな時に頼りになるのが音楽だ。

クライズラー&カンパニー で 交響曲第5BURN 炎のベートーベン
ベートーベンとディープパープルの融合！


おそらく、生で聴いたら興奮しすぎて涙が出るね。葉加瀬太郎は面白いことやってたんだなあ。ちょーかっけー

「自粛を求める」は日本語として間違ってるよね。だって人から求められて止めることは「自粛(自分から進んで、行いや態度を慎むこと)」になんないじゃん。
これは「ご遠慮下さい」と同じ類の間違いだな(「遠慮」は、自らおもんばかることであり、他人に対して使う言葉ではない、とNHKのラジオで言ってた)。

一般ピープルが言葉の遣い方を間違うのは仕方のないことだが、新聞とかニュース番組とか政治家とかNHKなどの公の人達が、平然と間違った言葉遣いをしているのを聞くと苛つく。
かく言う私も語彙は貧しいので、ブログを書いていて、「あれ、この言葉の遣い方はこれで合ってたっけ？」ということが度々あるのだが、そういう時は必ずネット辞書で調べる。公の人達も、自分の言葉の遣い方には疑問を持っていてほしいわい。

言葉は生き物で、常に意味は移り変わって行く、というのはわかるけど…今は日本人の日本語力が衰退して来てるような気がすんのよねー。昔のことは知らんとばってんくさ。あたいの直感で。

日本が震災で混乱している一方、リビアでは英仏米が空爆。
天災で奪われる命もあれば、人間に奪われる命もあり。


人間が殺し合うこと程に馬鹿馬鹿しいことはないと感じる様になった。
殺し合いは人の世の常だろうが…空虚だね。





私が好きな唯一の現役バンド、COLDPLAY。
この曲のピアノの湿った音が良い。終盤のギターとピアノのユニゾンも凄く良い。

後半のコーラスの歌詞↓
No, I don't want to battle from beginning to end
I don't want to cycle or recycle revenge
I don't want to follow death and all of his friends

終末まで戦いたくない、報復の連鎖を断ち切りたい、死とそれに類するものには従いたくない、って感じ？
私の英語力では、はっきりと日本語には訳せないけど、言いたいことはわかる。人間同士仲良くしようぜ！ってーことだろ。

私が毎日通っているスーパーの店頭で、震災の募金活動が始まっている。仙台出身の3名の方々が中心になって行っている様だ。
募金箱の置かれたテーブルには「久米島町役場から日本赤十字へ渡されます」と紙が貼ってある。どうせ募金に応じるのなら、きちんと被災地に届けてくれる団体を選びたい。ところが、日本赤十字は良いのだが、久米島町役場を信用出来ない。うーむ…。
でもまあ、もしも私の寄付する金が被災地に届かないとしても、今ここで募金活動をしている方々の心の足しになれば良いだろう、と思い、お金を募金箱に入れた。
その際、仙台出身の方へ掛けるべき言葉が見つからなかった。安易に「頑張って下さい」と言うのもはばかられる。一瞬言葉を詰まらせた後、「これくらいしか出来ませんが…」と言ってぺこりとお辞儀をするのがせいぜいだった。
でも、募金活動をしている方々(確か7名)が、何も言わず、一斉に、全く同時にお辞儀を返してくれた。気持ちは伝わったかな…