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素浪人の生存報告

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103日目 9/21 志賀町〜金沢市

 今朝は起きてから二時間で朝食と出発の支度が終わった。どうしたんだ。やればできるじゃないか。
 ところで、屋根の下にテントを張って正解だった。起きたら地面が濡れていたのだ。本当に毎日毎日、よう飽きもせずに降らせてくれるわ。


 
 素敵なサイクリングロード。海のすぐ横でござる。気持ちいい。今日は主にサイクリングロードで先へ進む。


 左の階段が高速道路のSA、右が海へ繋がっている。利便性の良い(?)サイクリングロードだ。


 なぎさドライブウェイ。浜辺を車で走れる。良いなあ。一度走ってみたい。



 サイクリングロードの景色が良かったのは序盤だけで、あとは20km以上高速道路脇を通っており、大変退屈である。おまけに今日は日差しが強く、昨日の疲れも残っている。疲労で集中力が切れる。そして、溝に落ちた。

 墜落現場。前輪がずぼっと溝に落ち、体が左の草の方にに倒れた。自転車と体には傷なし。されど、左のフロントバッグが少し破れた…。買ったばかりなのに。安くないのに。二個セットでしか売ってないのに…。ああ、ああ…


 おまけに、温泉に入った後に左のサイクルグローブも落とした。買ったばかりなの(以下同文)
 今日は厄日だ。120%自分が悪いんだげっちょ。気が弱ったので、金沢までいってゲストハウスに泊まることにした。明日はゆっくり金沢観光じゃ。

 そして六年ぶりの金沢。ゲストハウスには期待どおりガイジンもおるで。
 ドイツ人のおねーちゃんが、納豆をご馳走してくれた。毎食1パックずつ食べるらしい。冷蔵庫にネギまで置いてあり、薬味として使っておる。マニアだな。まさかドイツ人に日本で納豆をもらうとは夢にも思わなんだ。「自転車こいでたら甘いもん要るでしょ」とドイツ製のチョコもくれた。明日、ネギ以外の納豆の薬味を教えてあげよう。



102日目 9/20 輪島市〜志賀町

 昨晩23時過ぎから雨が降った。今朝も降っていた。本当に雨が多いなあ。

 さて、輪島の朝市は、噂どおり大したことなかった。母ちゃん達の手作りの品を期待していたが、殆どなかった。お土産屋が路上に出張して来た様なものだった。みんな観光地価格だし、北海道の市場と同じで、地元の人が買いものしない市場だ。

 輪島を後にし、海岸線に入ったら、向かいから来たロードレーサーのチャリダーと会った。群馬から岐阜まで輪行し、岐阜から能登までは自走で来たというおじさん。曰く、「この先はかなりきつい」らしい…。

 本当にきつかった。恐山級?体力と気力が奪われる。

 海岸線を避けて内陸を行く手もあったのだが、海岸線にはこれを見に来た。NHKでしか見たことがない、間垣。4メートル以上の高さがある。これで風雪を凌ぐ訳だな。


 間垣の里を過ぎた後も激しい上り。何度も、もう嫌だと思った。
 へとへとになりながら、何とか山を抜けたら、Aコープがあった。ありがてえ。16時に遅い昼食。おにぎりの海苔が不味かった。

 昼食後、重い足を無理矢理回して再び坂道を登り、20kmくらい走って、道の駅富来(とぎ)に到着。芝生もあったが、雨が恐いので、施設の軒下にテントを張った。今日はへとへとだ。

101日目 9/19 能登町〜輪島市

 5:45に目覚ましが鳴ったものの、ちゃんと起きたのは7時。そしていつも通り出発まで3時間かかった。せっかく昨日、今朝米を炊かないで早く出られるようにパンを買ったのに、意味がなかった。


 道は確かにアップダウンが多く、スピードが出ない。今日は一気に輪島まで行こうと思っていたのだが、厳しそう。だから、早く起きれば良かったのに。
 そして、今日もまた途中で雨が降った。大した雨ではなかったが、能登半島3日目にして早くも二度目の雨。本当に雨が多い所なんだなあ。チャリンコ+野宿の私にとって雨は大敵。北陸の曇天を見ると不安な気分になる。早く抜けたい。


 日本三大パワースポットた何でえ。この道路標識を見た瞬間、思わず吹き出した。それと、ランプの宿は公営じゃないよねえ?道路標識に宿が載っているのは初めて見た。
 せっかくだから行ってみると、展望台は有料だった。ケチ!聖域とやらも、どこにあるのかわからなかったが、胡散くせえ。何でこんな所が道路標識に?政治の臭いがするな。ランプの宿の経営者は町の名士なのかもな。それか、町長や町議に金積んだな。とにかく胡散臭い。

 どこか銭湯のある町があれば、そこに泊まってしまおうと思って漕いでいたが、ない。だから、ただただ漕ぐ。風呂なくして旅は成り立たん。
 



 ピンボケした。海の真ん前にある、有名な棚田。棚田自体は思った程綺麗じゃなかったな。そう感じたのは、時期が悪かったのと、放棄されて雑草にまみれた元・棚田が目に入ったせいだろう。


 18時をまわってから、何とか輪島市に着いた。銭湯と寝床を求め、市内を彷徨った。こういうのが精神的に疲れる。金があれば、ホイホイ〜っと民宿にでも泊まっちゃうんだけどね。

100日目 9/18 七尾市〜能登町

 昨日渡った橋を再度渡り、能登島へ。海にかかった橋を自転車で渡るなんて、埼玉では永遠にできない。何とも新鮮な体験だ。
 能登島では何もせず、別の橋「ツインブリッジのと」を渡って出た。この橋を渡る為に能登島に来たのだ。右も左も七尾湾と、能登半島の緑。実に良い眺めだ。ばってん、瀬戸内のしまなみ海道は、もっと綺麗なんだろうなあ。楽しみだ。

 穴水町に着いてから、そのまま海沿いの道を奥能登まで行くか、能登半島を縦断(即ち能登半島一周中止)して千枚田まで行くかで迷った。奥能登への道はアップダウンが厳しいと聞いていたから…
 面倒だから奥能登はやめ!と、縦断ルートの上り坂に入ったが…奥能登まで行って一周しないと「能登半島に行って来た」とは言えないだろうし、もう一生能登に来ることはないかもしれないのでせっかくだから、引き返して奥能登ルートに入った。

 奥能登ルートを選んだのは正解だった。海と近い高さに道があるので気持ち良い。それに、上り坂にはいってから、地元のチャリンコ愛好おじさんが後ろから追いかけて来てくれて、野宿スポットと銭湯まで案内してくれた。助かりもした。
 おじさんによると、この先の道は何もないけど、景色はすごく綺麗らしい。楽しませてもらいやしょう。

走行距離67キロ

99日目 9/17 富山市〜石川県七尾市

 埼玉で野暮用を済まし、高速バスで再び富山へ。朝6時に富山駅前に着いた。あまり眠れなかったので辛い。

 だが、能登半島へ向け漕ぐ。ぼんやりと漕ぐ。
 三度も雨宿りした。そう、ここは北陸、弁当忘れても傘忘れるな。多分秋は毎週3日以上雨が降るのだろう。嫌だな…絶対に住めない。一日中すっきり晴れることの多い埼玉育ちのあたいには、日本海生活は無理。ついでに英国も北欧も無理。多分東北も無理。いっそ雪国は全部無理。でも札幌は意外に冬晴れる。

 和倉温泉で日帰り湯に入った後、寝床探しに奔走した。和倉温泉内の公園を一通り見回った後、橋を渡って能登島へ。これが坂道多くて汗かいた。しかも、当てにしていた所は雰囲気が良くなかったので、橋を引き返すことに。まあ、復路の橋から見た夕闇は、この旅一番の美しさだったがな。雲がなくなって、空が広かった…

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本多
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職業:
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自己紹介:
旅烏になり申す。

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