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素浪人の生存報告

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十日目 5/15 鶴岡市鼠ヶ関~酒田市松山町

そういえば、「村上市」やら「鶴岡市」やら書いてますけんど、何県かわからない人もいますよのぅ。
越後川口~小千谷市~長岡市~胎内市~村上市が新潟県、鶴岡市~酒田市は山形県です。つまり今は山形県だす。


以下15日の日記

朝、初の旅の仲間と「北海道で会えるだろうね」と、お別れ。二人ともほぼ同じルートを行く予定ださけ、多分何処かのキャンプ場やライダーハウスでごっつんこするらろ。

山形県の日本海沿いを行く。かなり久し振りにお日様に出会えた。気温は16度付近で丁度良い。もう、最高に気持ち良い。青い空、海、水平線、岸壁、全てが旅を彩る。天気一つで気分が全然違うなぁ。チャリんこ漕ぎながら、頭の中で何度「良い」と呟いたかわからない。
小学校の前でタイヤに空気を入れようとしていたら、坊やが寄ってきた。愛想の良い坊やだ。小学生3年生くらいか。「結婚してる?」と聞かれた。田舎の人は、何故他人の婚姻状況が気になるのか??

海沿いの「酒田市十里塚」という所の郵便局に、母に東北の地図を送ってもらったので訪ねるが、土日は開いてない。自分がここに辿り着くのは月曜日あたりになるだろうと思っていたのだが、思ったより早かった。まぁ仕方ない、明後日まで待とう。
十里塚に納豆工場と酒造会社があったので寄ってみた。納豆は値段おまけしてもらえたし、酒造会社では案内人兼会計のおばさんとゆっくり話をして、日本酒を仕入れ、土産としておちょこを貰えた。

その後、十里塚から15キロくらい東の「眺海の森」という所を目指す。キャンプ場がある。今晩の寝床だ。
かの有名な最上川の土手道を数キロ走ったが、まごどに気持づがいがった。土手でフキ採ってるばあちゃんに話し掛けたら、「26なら嫁もらえ」と言われた。
土手を降りてからはさっぱり道がわからない。自分が何処にいるのかも、どちらの方角を向いているのかもわからない。そう、私は平成を、いや、銀河系を代表する、気違いじみた方向音痴である。人に道を尋ねても、「最初のT字路を左」くらいしか覚えられない。馬の耳に念仏、本多に道順。
6人に道を尋ねて、ようやく眺海の森の入り口に立てた。ちょっとした山道だ。両膝の古傷と、旅に出てから傷めた左手首が痛い。体のどこも痛くない状態で運動してみたい。
30分以上坂道を押して、ようやくキャンプ場に辿り着いた。土曜日なのに、宿泊客はおら独りだ…。テントを張り、米を水につけ、洗濯用のロープを木に張り、更に上の温浴施設へ登った。今日は絶対に洗濯をするんだ!身と身につけている物、全てが汚い。
お風呂の桶で30分以上じゃぶじゃぶと洗濯して上がったのが20時過ぎ。晩飯が遅くなる。
米を炊きながら洗濯物を干して、やっと晩飯にありつけたのが21:20くらいだったか。昼間にお洒落な農産物直売所で買った山形県産「はえぬき」が旨い。ぺろっと一合半食べた。

キャンプ場にテントを張って寝たのはこれが人生初。周りに人家がないと犯罪が怖い。おばけも怖い。熊も怖い。おらぁ、臆病なんだよな。だげんど、車の音に神経を尖らせながら日記を書いている内に、寝てしまった。

飯はこんなかんじ

昨晩
スーパーの安売りコーナーにあったカニパン50円
安売りシール付きにしんの塩焼き100円
豆腐
米半合と、スーパーで買ったまいたけを一緒に炊いてまいたけご飯(成功した)
乾燥ほうれん草入り鶏ガラスープ(ほうれん草もスープも家から持ってきた)

今朝
ミニチョコクロワッサン一袋
とろろこんぶとあおさ入り汁(かつお節入り)
鮭のハラミ焼き


一応、糖分、脂質、ミネラル、そして重要らしいたんぱく質を摂っております。
たんぱく質は、よく「昔はイルカ(熊、猪、鯨)が村人の貴重なタンパク源だった」なんて文句をよく耳にするから、きっと人間に欠かせないものなんだろうと思って、意識して摂るようにしてます。

九日目 5/14 村上市瀬波温泉~鶴岡市鼠ヶ関

曇天の日本海はつまらないです。今日からしばらく海沿い。風でスピードが出ないし、寂しい景色が続くし、頑張ろうという気にもならない。ここは一昨年の夏に車で通ったことがあるが、その時も新潟から秋田まで雨と曇天にうんざりした。東北の日本海には良い思い出が全くない。

しかし!
道の駅「笹川流れ」を出て、道路の100メートルくらい先の方を見ると自転車を漕いでる人がいる。もしや旅人か!?後を追って行くと、遠目にも、どうも俺と同じようにサイドバッグを自転車に下げているように見える。相手のスピードは結構ゆっくりなので、追い付ける。
近づくと、はい、旅人決定。テントとサイドバッグを装備している。「こんにちは!」と話し掛けた。

やはり彼は旅人で、私と同じく日本一周予定・現在北海道目指し北上中で、しかも福岡県育ちの24才だった!(私の血の半分は福岡)
とうとう旅の仲間が出来たよ~。一緒にスーパーに買い出しに行って、河口の芝生で野宿であります。仲間がいると野宿も心強いなあ。

八日目 5/13 胎内市中条町~村上市瀬波温泉

「美月堂」さん訪問。
「私は去年郡山で働いていて、太田屋さんと知り合って、太田屋さんに仕事をやめて自転車で日本を巡ることをお話したら、太田屋さんから『美月堂さんを是非訪ねてみて』と言われたので訪ねてみました」とお話したら、「面白いですね~」とおっしゃっていた。確かに訪問された方からすると、面白いと思う。人の縁ですね。今度は美月堂さんから、福島県いわき市と鹿児島県のお菓子屋さんを紹介して頂いた。こちらも後々寄ってみよう。

本日の天気予報は雨、雨、雨で、目的地の村上市の予想最高気温は10度。埼玉だったら冬じゃん。
雨は降ったり止んだりで、止んだのを見計らって出発した。強い北西の風の中、中条から18キロくらい先の「道の駅 神林」へ、ひぃこらひぃこら漕いでった。
12:15くらいに道の駅に着いて、休憩してたら降ってきた。雨宿りだ。まいたけご飯を買って食い、トイレで用を足し、道路情報コーナーパソコンでインターネットをしてキャンプ場等の情報を集め、時間を潰していたら、雨が止んだ。14時30分くらいに出発。今日も寒いし天気が悪いし、もう動く気がしない。道の駅から5キロくらい先の瀬波温泉を目的地にする。あまりにも寒いので、今日もちゃんとした宿をとることにしている屁たれ浪人である。
温泉地に入ると、また雨が降ってきやがった。観光案内所に避難。案内所のおばちゃん達に自己紹介したら、コーヒーとどらやきを出してくれた。お腹が減ってたし寒かったので、ありがたかった。汗をかかない疲れ方をすると、甘いものが欲しくなるね。
その後、民宿に電話して貧乏アピールしたら、素泊まり5000円の所を3500円にまけてくれた。スーパーで納豆と豆腐を買い、民宿へ。おばちゃんがストーブで部屋を暖めてくれていた。さらに、夕飯のインスタント米用に、お湯も沢山くれた。言葉づかいは荒めだが、優しいおばちゃんだ。

コメントお返ししました

瀬波温泉というところの観光案内所でパソコンが使えたので、コメントをお返ししました。皆さんからのコメントは励みになります、ありがとうございます。

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本多
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職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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