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素浪人の生存報告

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日本巡礼

 NHKの「こんなステキなにっぽんが」という番組を観た。こんな番組。NHKのコピーより


風土が育んだ知恵や技。
自然とともに生きる人々。
世代を超えて伝統を受け継ぐ心。
地域の絆が今も残る暮らし。

多彩な旅人が日本各地を訪ね、
心癒やされる「ステキなニッポン」を再発見してゆく
紀行ドキュメンタリーです。


 本官が最も敬愛する類のテレビ番組であります。日本人が育んで来た知恵を垣間見る事が出来た。

 例えば、山菜の採り方。明治以降、山は個人の持ち物になったが、それ以前の習わしの通り、今でも地域の人は自由に山に入って山菜採りが出来る。ただし、山菜採りには決まり事がある。山に入る時は、入り口に自分の屋号を書いた菅笠を置いて、「今私が山菜を採っています」ということを表明する。したっけ、後から来た人が「お、そんだら俺は別の山さ行ぐか」ってぇ事になり、鉢合わせすることがない。あと、当然ながら、来年以降も山菜が採れる様に、いいあんべえに山菜を残しておく。
 私は今まで、山菜やきのこを採る山は誰の物なのだろうと不思議に思っていたのだが、謎が解けてすっきりした。山は個人の所有物であるという考え方が無いのだな。地域の自然の恵みは、地域の人達で分け合うものなのだ。そうして、今よりもずっと物のない時代を過ごして来たという訳だ。そういった事が、人間の知恵なのだと思う。

 番組では他にも、軽トラに食品や生活用品を満載して行商する、脳梗塞から復活した80歳のおばあちゃん(!)や、かあちゃんが海に潜ってとおちゃんが船と母ちゃんの命綱を操る夫婦二人三脚の「ととかか海女」や、地域ぐるみで子供達へ伝えていくひじき漁や、防風林を作る剪定職人等等、地域に根を張って生きる人達を沢山取り上げていた。
 初めて見るものばかりだった。私は日本に生まれ育ったけど、日本のことなんて殆ど何も知らない。これだから、旅に出にゃあならない。未だ見ぬ日本を巡礼すべし。

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