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素浪人の生存報告

カテゴリー「旅 III 北陸〜山陰」の記事一覧

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112日目 10/1 彦根市〜大津市

 車で来た埼玉友に、醒ヶ井(さめがい)まで連れて行ってもらう。
 ここは、大学の時にNHKの最高のドキュメンタリー「映像詩 里山」で見て以来、ずっと行きたいと思っていた所なのだ。この番組、琵琶湖周辺の水辺の風景と、そこに暮らす人々の生活の様子を一年間追ったもので、私のストライクゾーンど真ん中を突き刺してきた。実は今回の旅で最も行きたい県は、滋賀だった。


 生活の中に美しい水がある。なんと素敵なことか!汚物ゲロ糞尿まみれ南埼玉育ちの私としては、ものすごく憧れる。
 川の中の緑色の物体は、梅花藻(ばいかも)という植物で、綺麗な水の中にしかない。白い花が咲くのだが、ちょいと時期遅れだった様だ。



 醒ヶ井の後、埼玉友は京都へ。これが彼のラブワゴン。


 
 私は彦根城へ。この天守閣は国宝。現存天守閣十二衆の内の一つである。
 外濠がかなり残されていた。立派な石垣がぐるっと巡っとった。彦根藩は30数万石だったというから、かなり大きな街だったんだな。今でもおそらく琵琶湖東岸では一番大きい市なのではないかな。


 彦根の後、近江八幡へ。ここも何年も前から行きたかった街。
 
かっこいい医院と、近江商人の家々。近江八幡は近江商人発祥の地だ。

 
商業の要だったという堀。昔は船運が流通の基本だったんだもんなあ。





 近江八幡から守山市の琵琶湖大橋まで進み、温泉に入り、スーパーで買い物をしていたら、京都にいる埼玉友から電話があったので「こっちに来なよ」と言ったら、来ることになった。私は琵琶湖大橋を渡り、大津市の道の駅で彼と再び合流。ラブワゴンの前にシートを広げ、タコ焼きとご飯を食べ、テントを張って今に至る。

111日目 9/30 長浜市〜彦根市

 雨〜。だらだら準備して11時に出発したら、すぐに降って来た。予報的中。
 どうせ今日進むことは諦めていた。数時間雨宿り。読書できたからいいや。

 夕方、雨が止んでから隣町の彦根市に移動。夜に会社の休暇で旅行に来た埼玉の友人と合流!宿をおごってもらった☆

110日目 9/29 敦賀市〜長浜市

 敦賀と滋賀県を結ぶ道路は幹線の様で、トラック死ねが沢山いる…。北海道を彷彿させる。トンネル、狭い峠道下り(トラックだらけで最低の下り道だった)を越え、福井県に続き人生初上陸の滋賀県へ。
 道の駅に入ると、食べたい物が沢山ある。ういろう、なれずし(フナやアユなどを発酵させた寿司)、鯖の棒寿司、和菓子…新米も1kg単位で売られている。多分、滋賀県は近畿地方の中では食材の豊富なところだ。以前行った京都の市場では、やたらと滋賀県産の農産物が売られていた。

 そして、滋賀県といえば琵琶湖。実に美しい。


 なんて長閑で良い所なのだろう。この旅で五指に入るお気に入り度だ。空も広く、山あり、平野あり、湿地あり。何故琵琶湖が日本三景に入っていないのだろう。広すぎるからか。
 湖岸に沿って自転車・歩行者道があり、サイクリングしている人も沢山いる。滋賀県の自転車愛好家は環境に恵まれてるぜ。

 私は時計回りに琵琶湖を回る。今日は琵琶湖北東に位置する長浜市に泊まる。ここは町おこしで有名な所だ。町屋風だったりモダンだったりする、綺麗な景観の個人商店がまとまっている。ただし、貧乏浪人の私は何も買えない食えない…。駅前のスーパーに入っているレストランで安い丼物を食べた。

 ドコモショップで携帯を充電させつつ、買い物と銭湯を済ませてから、公園に本陣を設置。長浜城の目の前だ。

108日目 9/27 福井市 109日目 9/28 福井市〜敦賀市

 まずはおまけの棚田写真


今年もよう実りました。


 27日、福井市に戻り、レンタカーを返したら、レンタカー屋の店員さんが 「寝るだけでよければうちに泊まりな」と、凄く有難いお申し出をして下さり、とめていただくことに。
 寝床だけでなく、ご飯と焼酎まで頂き、カラオケボックスで寝るのとは(当初はそうするつもりだった)とは雲泥の差ができた。


9/28

 ぐっすり8時間くらい眠れた。ここのところしばらく寝不足だったから、良かった。お陰様で、車の運転と稲刈りの疲れも取れた。
 福井のKさん(Kさん多し…)の出勤と共に私も出発。実に親切にして頂いた。ありがたや。 久し振りに人様のお宅に泊めて頂けて嬉しかった。


 福井市から低い峠を越えて海岸へ。昨夜の天気予報では、今日は80%の確率で雨だったのだが、晴れた。天気予報は当てにならないな。つまり、明日からの晴れとなっている予報も信用出来ないということだ。
 福井のKさんに教えて頂いた食堂で定食を食べた。魚づくしで旨かった。特に甘海老の刺身は本当に甘くてうめがった。




 敦賀の手前で道路工事が連続してあり、2車線の道が片側通行となっていて弱った。トラックが多く、道は狭いのだ…。北海道の鬼畜道を思い出した。嫌な汗をかき、憂鬱な気分で乗り越えた。日本は道が狭いよな。

 敦賀市で銭湯に行ったら、銭湯のおばちゃんが話し好き且つ親切で、野宿場所や、飲食店情報を教えてくれた。飲食店が定休日でないかどうか、電話で確認までしてくれた(定休日だった…ヨーロッパ軒という敦賀名物ソースカツ丼の店)。


 代替のお店、洋食屋の梅田さん。これがおいしかった。さすが洋食屋。ソースはおそらく自家製?しつこくないお味でござった。


 ほんで夜は銭湯のおばちゃんに教えてもらった公園にテント張り、これまた銭湯のおばちゃんに教えてもらったもう一つの敦賀名物、屋台のラーメンを食べ(これもうまかった!)、今に至る。

 ところで、敦賀まで来ると、もう関西弁(といっても、関西の中にも色々な方言がある様だが…)との判別が私には出来ない。市井の人々の口から、「おおきに」とか「さかい」といった単語が出て来る。

107日目 9/25 小松市〜福井市〜千曲市姨捨

 これまでの人生で未踏だった県、福井県入り。この旅で初めて未知の県に入った。さあ〜、これからが旅の本番だ。西日本編が始まるぞ。

 どうせ大したことないんだろうけど、行かなかったら悔いが残るから、仕方なく行くよ。わざわざ余計に20kmくらい漕いで…と、頭の中でブツブツ文句を言いながら、自殺の名所、東尋坊へ。



 海綺麗じゃん!越前海岸国定公園。五能線沿いとはまた違った美しさだ。とても気に入った。今までに見た海岸の中で、ここが一番好きかも。青空と相まって、爽やかだ。秋だねえ。





 東尋坊。崖の下を覗いてみたが、恐ろしかった。昼間は観光客が多いから、自殺するとしたら夜かね?


 
 現存する最古の天守閣、丸岡城。ここに来た時点で走行距離は61キロ。この程度の距離で、何故か疲労が脚にきている。今日は、明日の田んぼの稲刈りのために、レンタカーで6時間かけて長野県まで行かねばならないのに。

 15キロくらい漕いで福井市に移動し、銭湯でお湯と水風呂に交互に入って疲れをとり、「小川家」というソースカツ丼屋でソースカツ丼とラーメンを食べた。キャンペーン価格で600円。破格どころの騒ぎじゃねえぜ。 肉体労働者大喜び。

 19時から車でGO。下道をずーっと行き、棚田に着いたのは夜中の1:20。本当に体力付いたなあ。旅に出る前だったら、自転車を80キロ漕いでから車を6時間運転するなんて、考えられない。継続は力なりい。
 寝袋にくるまり車中泊。

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HN:
本多
性別:
男性
職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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