素浪人の生存報告

久米島には無駄な道路、無駄に綺麗な道路が多い。…ように見えるが、実はそれらは久米島にとっては全く無駄ではない。何故ならば、道路を造らなければ失業者が増えるからだ。公共事業なくして久米島の存続はなし。
まあ、こんなことは久米島に限らず、日本の田舎はあまねく同じ様なものだろう。だが、それを腹立たしく思う都会人も少なくないだろう。例えば、「何で人口の少ない田舎に税金が大量に投入されなきゃならないんだ。公共事業がなくてはやっていけないようなど田舎は見限って、さっさと廃村にしちまえばいい」と過激に考えている人もいる。
私も最近は、国から地方への補助金は減らした方が良いと思っている。地方にとって補助金は自前の金じゃないから、使い方に責任が伴っていないのよね。私には、補助金を取れるだけ取って来て、使い捨てているように見える。地方は、この先も人の暮らす場所としてあり続けたいのならば、お金の使い方について本気出して考えてみたら？
じゃないと、そのうち「道州制」とか「地方分権」の名で、中央による地方の切り捨てが始まりまするよ。