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素浪人の生存報告

カテゴリー「旅VI お四国お遍路」の記事一覧

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5/12の日記

ふくらはぎは昨日よりましになったが、左膝と右肘が昨日より痛い。
宿のおばちゃんに車で室戸市内の鍼灸院まで連れて行ってもらったら、定休日。代わりにカイロプラティックに連れて行ってもらったら、こちらは開いていて、肉離れにも効くとのこと。「初診5000円」という張り紙にひるんだが、仕方がない。

診察してもらったら、肉離れではなく損傷して熱を持っちゅー状態ということであった。
ふくらはぎの他、体を診てもらったら、骨盤がかなりずれていたり(足をかばって歩いてきたせいらしい)、背骨が曲がってたり、自律神経がやられていてこのままいったら座骨神経痛になるとか、右肘はテニス肘になってるとか、首がフラットレッグ(重力に逆らってる)とか…新事実が発覚した。
そしてやっぱり、左膝のオスグッドはかなり悪い様で、可動域が狭くなっているとのこと。そして長年左膝を庇ってきたせいで左足首も可動域が狭くなっているらしい。こいつは旅が終わったら完全に治さにゃいかんな。左膝が元凶だ。こんまま年食ったら歩けんごたなる。

ふくらはぎは先生の技と電気治療で、驚くほど痛みが軽くなった。まるで魔法のごた。更にテーピングとサポーターを着けて、歩ける様にして下さった。助かった〜。
四国では、カイロプラティックの正式な治療院はこちらだけらしい。歩けなくなりそうな時にそんな貴重な先生に出会えたのは運が良い。鍼灸院が定休日だったお陰だ。「お前はまだ歩け」とお大師さまがおっしゃとーとやろか。

5/11の日記

朝は青空が見えた。予報では雨のち曇りだったのだが、ラッキーだ。

海沿いを室戸岬へ向けひたすら南進。
さすがは遍路における「修行の道場」土佐。何もない。人家も自販機も休憩所も。自転車ならば、何もない区間もさらっと通り過ぎてしまえるが、歩きだと長く感じる。
6.5km歩いたら、ようやく水と便所が現われたが、もしも夏にこの道をナメて歩いたら倒れかねんな。

15kmくらい歩いた所から雨が降り始めた。ザーザー降り続ける雨ではないが、服はびちょびちょになった。修行の道場や。
濡れるだけなら大したことないのだが、余計な修行が加わった。右ふくらはぎの外側を完全に傷めた。昨日右足首を傷め、それを庇って歩いたせいでふくらはぎに負担がかかったのだろう。まあ、お四国歩き始めの頃から足首もふくらはぎも痛かったけど。

バスに乗れば良いのだが、歩くことに対する拘りを捨てられず、歩き続けてしまう。「もう自転車の旅も無理かな…」とか、「入院したら民宿で安静にするより安くつくかな」とか、悪い想像ばかりしながら…
毎日お寺で「願わくはこの功徳を以てあまねく一切に及ぼし我らと衆生と皆共に仏道を成ぜん」と唱えているのに、我執にとらわれ仏道から外れた行動をとる愚かな私。
そもそもこの間、インド君と暗そうな親子から逃げようと無理矢理歩いた邪心が、この怪我の引き金を引いたのかもしれない。
「これが俺の背負った業(ごう)か…でも業って何だろう?悪業、生業、修業…」と思いながら殺風景な道を15kmくらい脚をひきずって室戸岬に到着。今日が一番きつかったな。
民宿に泊まることにした。階段上るのも辛い…肉離れだ。アイスノンを宿から借りてヒヤシンス。

5/10の日記

朝から凄く蒸す。雨予報。
渡船で本土に戻り、歩く。阿波路も今日で終わりだ。
名残のように、300m毎くらいに休憩所がある。阿波人のおもてなし精神は日本一や!

そして人生初の高知県入り。何年も前から、ずっと行ってみたいと思っとったが、とうとう実現した。行きたいと思った所には、行きたいと思った時からいくら時間が経過しようが、必ず行く。執念だ!

今日は東洋大師明徳寺の通夜堂をお借りして泊めて頂く。宿泊代0円。しかも、駅舎やバス停より遥かに綺麗で安心して眠れる。ありがたい。

5/9の日記

6:09の始発列車で由岐駅に戻り、歩く。遍路道(徒歩専用の道)がいいあんべえ。やっぱり土の道はよかねえ。和むちゃ~(富山弁)。
歩きながら、昨日のことを考えた。大量の汗をかきながら風呂に入らなかったこと、ヘロヘロになった後も19時近くまで歩いたことで、心身共に壁を1つ突き破れた気がする。

13:30に本日のノルマ達成。27km歩いた。今日は出羽島という離島に渡ってゲストハウスに泊まる。
宿のオーナーが丁度本土に来ていたので、オーナーの船に乗せてもらって一緒に島へ渡った。
オーナーは大阪出身のサーファーで、波を求めて出羽島へ移住したらしい。

今日は長野からの26才日本一周チャリダー、自然派っぽい女性(WWOOFのこと知ってた)と同宿。この2人は宮城県で震災ボランティアをして知り合ったらしい。んで、日にちを合わせてこの島へやって来たと。
オーナーのサーフィン仲間も晩御飯の時に来た。その人の叔父さんが埼玉の私の実家のすぐ近くに住んどうらしい。「埼京線」という単語を久しぶりに使った。
まあなんやかんや、縁ですね。旅をしてるとよく感じる。縁。

本日5/11 は室戸岬に入ったが、5/8 の日記

今朝は奈良から来た区切り打ちのおばさんと一緒になった。やはり道が不安らしい。
20番鶴林寺は標高500m。ハイキングコースに丁度良さそうだ。
鶴林寺から麓まで一気に下り、次の21番太龍寺はまたもや標高500m。鶴林寺に引き続き、山道に平らな部分がなくひたすらのぼり。これはきつい…。「へんろころがし」で有名な12番焼山寺よりきついぞ。境内に着いたときにはフラフラになってもうた。

奈良のおばちゃんは今日帰るので、ここでお別れ。「一緒に歩いてもらったから」と、太龍寺オリジナル商品の龍の手拭いをお接待して下さった。更に住所と携帯番号を交換。奈良での再会を約束した。

太龍寺から一気に下り、今度は200mのぼり、すぐにまた下って23番平等寺へ。熱中症になりかけた気がする。危ない。
平等寺で今日の歩行距離は25kmを越えていたので、終わっても良かったのだが、私の後方に、暗い雰囲気の親子遍路とインド帰りの浮浪者みたいな若者遍路がおり、彼らと一緒になりたくなかったので先に行くことにした。彼らは数日間風呂に入ってなさそうだし、何となく交わりたくないし。
私のこの行動は経本に載っている「十善戒」のひとつ、「不邪心」に反する。遍路として未熟だ。

疲れた体に鞭打ち、10kちょい先の由岐町へ進んだ。今日は遍路に出てから一番頑張った。
駅舎にいたら、地元のおじさんが1000円をお接待下さった。財布に1000円もない状態だったので(郵便局ATMは休み)、大変有難い。
この方は阿波おどりの指導で、埼玉県へもよくいらっしゃるそうだ。これも縁だな。

JRで移動し、バスを改造した無料宿へ。
こちらでは福山から来た自転車で区切り打ちしているおじさんと同宿となった。私の自転車旅の話を、「めったに聞けないことなので興味深い」ときいてくださった。

今日は汗かきまくったのに、風呂に入れなんだ。でも汗かきすぎて、体はべたべたしない。

新記録55191歩 38.6km

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旅烏になり申す。

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