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素浪人の生存報告

やり甲斐生き甲斐ホッキ貝

連想記5


「給料は上がらへんし、いつ首切られるかもわからんし、誰の為の仕事なんか見えへんし、会社の歯車ずっとやっとってもおもろないやんけ!」という人は、老若問わず確実に増えて来ている気がする。仕事に金だけではなくやり甲斐を求める風潮がある。肌でそう感じる。

社会的企業やNPO法人を起業したり、都会から田舎へ移って一次産業に転職したりする件数は毎年増えとっちゃないかいな。ええこっちゃないですか。そこにゃあ奴隷達の希望があんよ。ピラミッドん中で死ぬ必要はねぇ。





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ピラミッドの底辺で世界をぼやく

連想記4


資本主義ピラミッドの上段の方の人達からうまく洗脳されている底辺の奴隷達は、上段から下りて来た労働や環境に適応出来ない仲間を「あいつは弱い」と言って切り捨てる。そして、自身は奴隷としての耐性自慢を続けながら、上段の標高を更に上げるべくせっせと消費活動まで行って差し上げる。何とも悲しいことです。
銭は労働の対価なのではなく、奴隷達を資本主義に縛り付ける為の装置なのではないかという気がして来ますなあ。そう考えると、労働とは実に報いのない行為で御座います。

しかしまあ、こんな世の中を誰が考えたのだろう。上段が底辺から永遠に搾取出来る仕組み。良く出来ているよ。人間に平等を与えられるのは死だけだ。




狂っているのはどちら?

連想記3

 私は東京で働くふりをしていた頃、人が発狂する瞬間を目の当たりにしたことがある。ある大手IT企業のビルの中、100を超す人数がパソコンと見つめ合う職場での出来事だった。「ヒヤァッ!」といった、文字では表現し切れない奇声と、ガチャッという音が同時に響いた。音のした方を振り返ると、棒立ちになり虚空を睨む様な目をした男性社員、ひらひらと宙を舞うA4用紙、ダラリと伸びた受話器が。職場の誰もがそれを見た瞬間に、彼はストレスが爆発してしまったのだと悟っただろう。
 しかし、真に恐ろしかったのは、彼の発狂した姿ではなかった。彼の真横で、向かいで、後ろで、何事もなかったかの様に脇目も振らずにカタカタと作業を続ける人々。不自然に静かな人の群れ。私は、人間は孤独なのだと悟った。


 今思うと、彼が狂ったのではなくて、彼を無視した我々が狂っていたんだろうなぁ…。



つづく




人間社会を信用しない

◆連想記2

 昨冬、沖縄久米島の菊農家で黙々と農作業をしていた時に、「他人に使われる人生では先が見えている」という考えが頭の中に降りてきた。自分の裁量で仕事をしたい。
 旅を終えて埼玉の友人達と会うと、彼らも同じことを考えていた。今の20代後半とは、そういうお年頃なのだろう。我々は、社会・会社・人間が如何に信用のおけないものであるかを冷めた目で見てきた。そんなもの共に使われ続けて生きることに価値を見出せない(ずっと使ってもらえるならばまだましな方かもしれない。いつ使い捨てされるやら)。

つづく




友の結婚式のため蝦夷へ

◆連想記1

 3月3日に大学時代の友達の結婚式が北海道であったので、1泊2日で参列して来た。冬の北海道は、大学の卒業式があった2006年3月以来6年振りだったので、あのキリッとした冷気が懐かしかった。

 そして、新郎と私を含めた大学友達4人が集合できたのも6年振りだった(私は放蕩息子なので大学卒業後もそれぞれと1対1で会ってはいた)。学生時代の友達と就職後に集まるというのはなかなかに難しい。月日を重ねて行くにつれて、それぞれ職場での存在価値が増していったり、家庭を持ったりするものだろうから(私は放蕩息子なので…略)。

 それを「仕方がない」の一言で片付けるのが一般的なのだろうが、それではどうにも寂しい。北海道で出会った友達と、北海道で久し振りに再会した私には、里心の様なものがついてしまった。
 気の置けない友人で集まって、愉快に仕事をして生きて行くことは出来ぬものか。いや、出来る。頭と感性を働かせれば、人に使われ時を売って金を買う人生を終えられるはず。


つづく

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性別:
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職業:
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自己紹介:
旅烏になり申す。

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