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素浪人の生存報告

カテゴリー「旅 III 北陸〜山陰」の記事一覧

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117日目 10/6 豊岡市〜鳥取市

 昨晩、必殺の「公共施設の軒下に本陣設置」をして眠りについたのだが、本日未明、人が近くに来た…。テントに近づいて来た気配がした。犯罪者か!?旅人か?
 足音は遠ざかっていったが、不安になった私は、再び眠りにつくことはできなかった。気休めにしかならないが、護身用に果物ナイフをテントの中に入れておけば良かった。

 まあ、新聞配達だったのだが…


 さて、今日は荷物を宅急便で鳥取に送り、自分はチャリンコとともに鉄道で鳥取県に入る。そして明日は鳥取から鈍行で埼玉へ戻る。また野暮用だ。

 という訳でまずは城崎温泉の郵便局へ向かい、売っている段ボールを見せてもらう。小さい、駄目。
 商店街を回り、段ボール集め。ある本屋では、不審者を見たかのごとく「どちら様ですか」と言われた。
 私の大量の荷物が収まる段ボールはなかなかない。分割して送らないと駄目か…と諦めそうになった時、前方でクロネコヤマトのお兄さんが、トラックの荷台からどでかい段ボールを洋服屋に運ばんとする場面に遭遇!そうか、スーパーや薬局ではなく、意外に洋服屋が狙い目だったのか。


 助かった!郵便局の前で荷造りし、さあ送りましゅ…え?サイズが大きすぎて送れないだと?
 郵便局で台車を借り、ヤマトの発送を受け付けている、親切で凄く愛想の良い海産物屋さんに持っていった。どでか荷物はヤマトの規定サイズにも収まっていないのだが、海産物屋さんは受けてくれた。私の荷物を送ることなど、海産物屋さんにとっては全く何の利益にもならんどころか、かえって手間だったりお店の場所をとってしまったりするのに、「ありがとう、おおきに〜!」と言ってくれた。なあんて良い人達(ご夫婦っぽかった)なのだろう。救われるぜ。

 当初の出発予定時刻から3時間遅れ、13:08の山陰本線浜坂行きに乗り込んだ。まあ遅れてもいいや。


 そして鳥取砂丘。とっっても良い所だった。


砂の上が空、こんな景色は初めて見た。


頂上からの眺望もすこぶる良し。


夕暮れ時も美し。


 天橋立よりだいぶ良いぞ。私にとっては琵琶湖に続くヒット作だな。

 鳥取市内に入り、350円という破格で温泉に浸かり、王将で餃子とチャーハンを食べ、大阪王将で天津飯を食べた。食べすぎた。でも、火が通ったばかりの食べ物は美味しいのよ…

116日目 10/5 宮津市〜兵庫県豊岡市

朝御飯いわしずし



 天橋立をぶらっと通って、



 兵庫県へ向かう。峠道なので、全く気が進まない。交通量は多くないものの、いつも通り道が狭く、すぐ横を通る車のエンジン音とロードノイズがストレスになる。私は聴覚が敏感なので、車の音でいつも気疲れする。
 おまけに、歩道のないトンネルもあるし…。ああ嫌だ嫌だ。トンネルは何度通っても慣れるものではない。

 そんな訳で、県境をまたいで峠を下り切った後は、心底ホッとした。これでしばらくは悪路ともおさらばだ。後は、明日山陰本線で兵庫の山陰を無視して鳥取市まで行ったら、しばらくは海沿いの楽な道が続くはずだ。鳥取島根は人口が少ない上に大都市とも離れているから、車も少ないはずだ。

 ところで、兵庫県但馬地方も「弁当忘れても傘忘れるな」らしい。道端にそう記された看板があった。その通り、今宵も雨。日本海だけには絶対に住まない。

115日目 10/4 舞鶴市〜宮津市

 11時まで雨という予報だったので、寝床に東屋でのんびり。雨が上がって出発したらすぐにまた降って来たので、今度は道の駅でのんびり。


 そんな塩梅でのんびりしていたので天橋立のある宮津市に着いたのは14:30。そして着いた途端、シリアナに痛みが…。まずい、この痛みには馴染みがある。痔だ。まだ症状は軽いが、今日はこれ以上自転車をこがないほうが良い。

 宮津の観光案内所に自転車を置かせてもらい、バスで伊根へ。片道980円…!


 舟屋でありんす。これを初めて知ったのは、渡辺謙とスマップの中居が出ていたドラマ「砂の器」だ。
 家が湾にくっついているのがかっこいい。なんて機能的なんだ。伊根の人以外から見たら、凄く非日常的な家だ。

 バスで宮津市内に戻り、公園にお泊り。最近公園泊が多い。住宅街に面しているから、安心だ。いざとなったら、助けてーーーー!!と叫ぶ。

114日目 10/3 高島市新旭〜福井県小浜市〜京都府舞鶴市



 珍しく早起きし、7時半頃出発。さらば琵琶湖。寂しいな。本当に良い所だった。琵琶湖周りは、私の中での住み易さランキング第1位。都会に近い、景観が美しい、歴史がある、食べ物がうまい、暑すぎず寒すぎない。およそ非の打ち所がない。


 早起きしたのには理由がある。交通量が多そうな峠を越えなければならないのだ。福井県から滋賀に入った時はトラックの多さに参ったので、その時と道は違えど、滋賀から福井県に戻る今日は警戒心を高める必要がある。日曜日だからトラックは少ないだろうが…
 トラックの数と曜日は、あまり関係ないのかな…。峠の坂は大したことがなかったが、やっぱりトラックはいた。まあ、意地悪してくるのがいなかったから良かったが。


 小浜市に入り、焼鯖寿司を買った。

 奮発して950円。旨かった!実は北陸では一度しか海の幸を食べていなかったので、最後に良い物が食べられて良かった。

 福井県から京都に行く道も狭く、歩道のないトンネルがあり、トラックが通った。今日は神経をすり減らす旅路だ。舞鶴から城崎温泉までの道もきっと同じだ。思いやられる。
 おまけに、舞鶴市に入ったら雨が本降りになってきた。やれやれ。体が冷えたぞ。
 雨が弱くなってから銭湯に行った。風呂で、境港から来ている船乗りのおじさんと話した。おじさんは、日本にはまともな人間が少なくなった、と嘆いていた。やっぱりそうなのかねえ。

113日目 10/2 大津市〜高島市新旭

 今日はカメラの電池がなくなった上に、これといった所に行っていないので、あまり書くことがない。

 目的地の新旭町に着き、半径5キロ以内に銭湯や温泉がないので、シャワー目当てで仕方なくキャンプ場に千円払って入ったら、シャワーは屋外に剥き出しで、しかも他の宿泊者がシャワーの周りに陣取っているので、どうじよう…と絶望しかけたが、暗くなってから、宿泊者達から離れた水道で、頭と足を洗い、石鹸つけたタオルで上半身を拭いたので、なんとか一命をとりとめた。
 シャワーを使えなかったのでキャンプ場に金払った意味がなくなりそうだったが、管理人さんにデジカメの電池を充電してもらったのと、取り替えていらなくなった自転車のタイヤを捨てさせてもらったのが、救いだ。

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本多
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職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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