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素浪人の生存報告

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41日目 6/24  留萌市~羽幌町

 前夜はどしゃ降りだった。そして今日は予報では雨は降らない。うまく雨を逃れて旅が出来ている。運が良い。
 午前中、自転車屋さんにタイヤ交換をしてもらうことにした。タイヤ中にひびが入っていたのだ。私の自転車は、市場に殆ど出回らないサイズのタイヤを履くので、どうやら倉庫に眠っていた古いタイヤに当たってしまったらしい。8500円もかかった。工賃が高いのか?痛い。しかも良くないタイヤらしい。しかしサイズの合うタイヤが、それしかないようだ(しかもぴったり合った訳ではない)。主流から外れた乗り物を買うと、こういう欠点がある。

 昼に同宿の千葉ライダーKさん(有職者)と兵庫チャリンコIさん(無職・28才)と、安い寿司屋に行き680円で握り「中」を食べたが、シャリの酢が濃すぎて値段なりの味だった。

そして14:30頃Iさんと共に出発。Iさんは兵庫からここまでは自転車で来た。この後は稚内の宗谷岬まで行ってから、内陸を下り、小樽からフェリーでかえるそうだ。宗谷岬までは私と同じルートだ。ペースが合えばご一緒に、という感じだ。
海沿いを行く。今朝の時点では、100km先の遠別という所まで行く予定だった。が、出発が遅れたことを差し引いても、逆風が強くて100kmは無理だ。Iさんと同じく、留萌から50kmくらい先の羽幌町の道の駅を目標にすることにした。
 逆風な上に景色はつまらないし、ただただ不愉快だ。こういう疲れるだけの道が、ままある。なかなか嬉し楽しとはいかない。

 Iさんと55kmくらい走り、羽幌町に着いた。スーパーで買い物をし、道の駅へ。道の駅に隣接する北海道海鳥センターという建物の入り口に二人でテントを張った(17時閉館)。軒下なので万が一雨が降っても安心だ。
21時前くらい、テントの中にいると、外で女の子二人の話し声がする。
「でも自転車あるよ、どうしよう…」
と聞こえた所でIさんと外に出た。

Iさん「はい?」
女の子「新聞を届けに来たんです」
私「すみません、ただの旅人です、怪しい者ではありません」(んなとこにテント張ってたら明らかに怪しい)
私「こわがらせて本当にすみませんでした」
女の子「いいですよ、そんな」

女の子「どこから来たんですか?」
Iさん「僕は兵庫です」
女の子「先生と同じだ~!しゃべり方が同じだ」
私「僕は埼玉」
女の子「しんちゃんと同じだ~」(クレヨンしんちゃんのことかな?)

 素直ないい子たちだった。こういった若者と話すと気分が良いね(私もまだ若者だが)。世の中のくそ憎たらしいじじばば達に会わせてやりたいわ。
 彼女らは見たところ中三か高一だったが、夜に女の子に新聞配達をさせるとは…安全な町ということか。

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HN:
本多
性別:
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職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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