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素浪人の生存報告

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42日目 6/25  羽幌町~稚内市

 5時起き。海鳥センターに迷惑をかけない時間に出ねばならない。テントを畳んで荷物をまとめて朝ご飯に昨日買ったパンを食べていたら腹を壊したのでトイレへ駆け込んだらまた腹を壊した。一昨日の晩と機能の朝で豆乳1リットルとヨーグルト500gを採ったのが原因のような気がする。今後気を付けよう。
 トイレから出ると、Iさんが別の自転車旅人と話している。彼は千葉県から来た、やはり無職組で、日本一周の終盤らしい。すでに西日本、沖縄、東北日本海側は終わって、今は北海道を時計回りに回っているそうだ。沖縄以降は全て野宿だそうな。かなりの強者だ。
千葉君と話している間にIさんは出発した。やがて私も出発。旅人にはそれぞれのペースがある。時には人と足並みを揃えるのも良いが、一人旅の基本は一人。

何にもない海沿いを稚内方面へ北上する。家も工場もない。やがて電線も消える。原野だかなんだかしらんけど、草っぱらと海しか見えなくて極北感があるぞ。この景色、日本ではここでしか見られまい。だが…チャリンコにはいささか長い道だ。バイクなら最高だろうな。
今日は稚内の40kmくらい手前の鉄道駅で寝ようかと思っていたが、頑張って稚内まで行くことにした。
 元々、稚内では富良野のライダーハウスで一緒になった人に教えてもらった「漁師の店」という一泊二食2000円の宿(というより泊まれる食堂・海産物販売所)でウニ丼を食べて眠ろうと思っていたが、今朝腹を壊したのでそこは諦めた。が、チャリンコを漕いでいる途中、Iさんから「僕は漁師の宿予約したから頑張って稚内まで行く」と昼間に電話があった。んじゃ、とりあえず、わしもIさんに挨拶しに、漁師の店まで行こうぞ。

 という訳で、136kmという自己新記録が出た。結局、目の前のウニ丼の魅力とおかみさんの「腹壊しついでにもっかい壊しちゃいなよ」という言葉に負けて、漁師の店で泊まることにした。そして、食堂で食べおわった食器を洗っているIさんに「Iさん!追い付きましたよ!」と声をかけた。

私もウニ丼を食べ(苦みは全く無かったが、もうちょい甘いとよかったな~。まだ早かったかな)、宿の親父さん(漁師)の車に乗せてもらって、Iさんと同宿の方と温泉に行き(温泉から出る時に今朝会った千葉出身日本一周チャリダーとまた会った)、記念撮影をしにIさんと野寒布岬(漁師の店の目と鼻の先)へ行った(かっこが多くてすみません)。
岬は強風が吹いていた。夕闇をゆっくり楽しめる雰囲気ではないが、Iさんと記念撮影をした。すると!千葉君が来た!三人のカメラをそれぞれ10秒のセルフタイマーに設定し、再度記念撮影。強風の中ではしゃぎながらポーズを取った。青春を感じた。

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HN:
本多
性別:
男性
職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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