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素浪人の生存報告

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5月4日出発

 ゴールデンウィークの下り渋滞がなくなる頃であろうということで、5月4日に出発する予定。
 しかし、肝心の自転車がまだ手元にない。気の長い私も、うずうずを通り越して苛々してきた。色々と練習せんといけんのにぃ。チャリンコ屋さん早くしてくれ・・・

郷土愛

 4月に福島県から埼玉に戻って来て、何だか大都会東京に退廃的な雰囲気を感じていた。それは、福島県で良い人ばかりに会えたせいかとも思っていたが、どうも釈然としない。福島県の人達と、東京の人達は、決定的に何かが違う。

 「こんなステキなにっぽんが」の一幕を観て合点がいった。番組で秋田に収録に行って、現地のおばちゃんおっちゃん達に、日本各地で撮影してきた「ステキなにっぽん」を見せる、という場面があった。おばちゃんおっちゃん達は、それを観た後に、笑いながら「ここ(秋田)が一番だ」と言っていた。
 これだ、と思った。福島県でもこういう人達に出会った。自分の生まれ育った土地に誇りを持っている。その土地しか知らない人には「郷土愛」という概念はないかもしれないが、「地元」や「生まれ育った所」のない、ふわふわしている私から見れば、それは郷土愛だ。
 東京にはそのような郷土愛が存在しない、とまでは言わないが、東京は日本全国、ひいては世界各地からの寄せ集めごった煮コンクリートジャングルだ。目まぐるしく人も入れ替わる。そんな所を己の土地として誇りを持つなんてえことは、まあ難しかろう。


 福島県の人達は、人生や自分の地域に納得して生きているような気がしたのよね。逆に、東京の人達からは疲れが見えてしまう。
 ま、東京は時間と金の交換所だから、疲れるわな。交換所に群がる見知らぬ他人に囲まれるストレスから逃れる為に、イヤホンで耳を塞ぎ、携帯と見つめ合い目隠しをする、そんな街。それだけとは言わないけどさ、そんな一面は大いにあるでしょう。

日本巡礼

 NHKの「こんなステキなにっぽんが」という番組を観た。こんな番組。NHKのコピーより


風土が育んだ知恵や技。
自然とともに生きる人々。
世代を超えて伝統を受け継ぐ心。
地域の絆が今も残る暮らし。

多彩な旅人が日本各地を訪ね、
心癒やされる「ステキなニッポン」を再発見してゆく
紀行ドキュメンタリーです。


 本官が最も敬愛する類のテレビ番組であります。日本人が育んで来た知恵を垣間見る事が出来た。

 例えば、山菜の採り方。明治以降、山は個人の持ち物になったが、それ以前の習わしの通り、今でも地域の人は自由に山に入って山菜採りが出来る。ただし、山菜採りには決まり事がある。山に入る時は、入り口に自分の屋号を書いた菅笠を置いて、「今私が山菜を採っています」ということを表明する。したっけ、後から来た人が「お、そんだら俺は別の山さ行ぐか」ってぇ事になり、鉢合わせすることがない。あと、当然ながら、来年以降も山菜が採れる様に、いいあんべえに山菜を残しておく。
 私は今まで、山菜やきのこを採る山は誰の物なのだろうと不思議に思っていたのだが、謎が解けてすっきりした。山は個人の所有物であるという考え方が無いのだな。地域の自然の恵みは、地域の人達で分け合うものなのだ。そうして、今よりもずっと物のない時代を過ごして来たという訳だ。そういった事が、人間の知恵なのだと思う。

 番組では他にも、軽トラに食品や生活用品を満載して行商する、脳梗塞から復活した80歳のおばあちゃん(!)や、かあちゃんが海に潜ってとおちゃんが船と母ちゃんの命綱を操る夫婦二人三脚の「ととかか海女」や、地域ぐるみで子供達へ伝えていくひじき漁や、防風林を作る剪定職人等等、地域に根を張って生きる人達を沢山取り上げていた。
 初めて見るものばかりだった。私は日本に生まれ育ったけど、日本のことなんて殆ど何も知らない。これだから、旅に出にゃあならない。未だ見ぬ日本を巡礼すべし。

日本性疲労

 2008年に長野県の農家で出会ったシンガポール人女性(約40歳・独身)は、今年解雇されたのを機に、夢だった世界旅行に出るという。良いね。やるべきだ。
 ただ、もし、日本人の40歳が「解雇を機に世界旅行します」などと言ったら、周りの日本人達からとやかく言われるに違いない。

 「外こもり」という言葉がある。日本に疲れた若者達が、日本から逃れて外国にひきこもることをそう呼ぶ。日本で一定期間アルバイトをして金を貯めてから、日本より物価の安い国に長期滞在するらしい。
 私は外こもりしたいとは思わないが、「日本に疲れる」という感覚は、わかるなあ。日本はせせこましいんだよな。多少誇張するが、こげな空気を感じる。「労働こそ正義」、「苦労してこそ人生」、「十人一色」。こりゃ疲れる。

 異邦人達からは、「人生を楽しむ」という概念を受け取れるのだけれど、日本人から受け取れる事は少ないな。何故だろう。

国境なんて関係ない

 一昨年の夏、北海道で知り合った香港人女性に「おら来月から自転車で日本まわるだ」メールしてみたら、その女性からの返信に「(北海道で一緒に出会ったスペイン在住の)ドイツ人男性が、今年の6月にまた日本に行くって言ってたよ。多分君の自転車旅行とjoinできるよ。私もjoinしたい!」と書かれていた。よっしゃーjoinするぞー!わくわくだー

・香港人女性
 一昨年出会った時は、確か34歳くらい。針だか何だか、中国的な医学?を7年間勉強して就職が決まっていた。仕事が始まるまでの合間に日本に旅行に来たらしい。私はこの人に触診されて「運動しなさい」と言われた。何故分かった?流石は中国4000年。

・ドイツ人男性
 一昨年出会ったときは、確か30歳。EUに勤めており、1年間の休暇を取ってアジア(主に日本)旅行に出ていた。1年間なんてぶったまげる。ドイツ語、英語、スペイン語がしゃべれる。非常にスケベな上にハゲはじめていたけど、頭が良くて優しい。


 旅の楽しみが増えた。わあーい

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職業:
素浪人
自己紹介:
旅烏になり申す。

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