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素浪人の生存報告

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49日目 7/2  標津町~弟子屈町

 早朝に目が覚めたら、やっぱりベッドのかけぶとんの上・枕が無い方に頭を向けて寝ていた。せっかく2日連続でまともな寝床に恵まれたのに、勿体ない。気休めだが、きちんと布団に入って二度寝した。

 Kさんが虹別という所にあるキャンプ場で、人と待ち合わせているというので、私も着いて行く。
 私のここまでの北海道旅は、概ね海沿いを来ていたが、今日から内陸に入ることになる。虹別の後は、阿寒湖を抜けて、ナイタイ高原と帯広を目指す。野付半島でホッカイシマエビを食べたかったが、諦めた。

 標津町を南下し、途中で西へ進路を変える。進路を変える手前のセイコーマートで休憩を取ろうとしたその時!セイコーマートの駐車場に、見覚えのある姿が。湧別町のSLと網走の呼人浦で一緒だったSさんだ。
『Sさーん!』
「おお!」
 思わぬところで再会。Sさんは呼人浦を出た後に風邪をこじらせ、斜里町の温泉付きライダーハウスに二泊したらしい。これから野付半島へ向かうとのことだ。

 標津町の西隣は中標津町。かつて、私の大学の友人であるURA君が卒業後仕事で住んでいた時期があり、私は仕事の休暇を利用して彼の家を訪ねたことがある。あれは2007年だったから、今回は3年ぶりの中標津訪問ということになる。 3年前に来た時は、「何でこんな田舎に空港があるんだ」と思ったが(羽田からの直行便も飛んでいる中標津空港がある)、この旅では商店が無い田舎町も多数通ってきたので、今回は「都会だなぁ」と思った。中標津には、だだっ広いショッピングセンターもホームセンターもコンビニもあるのだ。こりゃ、道東ではかなりの都会だ。

 そのショッピングセンターで昼食と買い物を済ませ、虹別への進行を再開。道の周りには牧草地と畑しかない。そして、アップダウンだらけ。よくある楽しくない道だ。
 走りながら、荷台の荷物が気になり、荷台の方を振り返って左腕を荷台へ伸ばしたらバランスを崩し、チャリンコが左を向いた。道路の左は畑で、畑と道路の間に、雑草の生い茂った水路のような溝がある。「あ~、あ~、あ~、あ~」という感じで、そちらにバサバサと音を立てながら自転車もろとも墜落した。幸い水は溜まっていなかったが、一番深い所に落ちてしまった。道路は私の頭の上にある。
 ひとまず自分だけ道路に出て、先を行くKさんを「Kさーん!」と呼んだが、声は届かなかった。一人で何とかするしかない。
 荷物が重い上に、雑草がギアに絡まって、チャリンコを押してもなかなか進まない。傾斜がきつい…。それでも、道路を行き交う車に見られるのを恥ずかしがって、頭を引っ込めるくらいの心の余裕はあった。
 私は元々力仕事にはてんで弱いので、まさしく全身全霊を込めて上げた。知床峠を登った時より気合いを入れたかな。
 やっと上がったと思ったら、今度はスピードメーターがない。これがないと、今までの走行距離と、これからの走行距離をはかれない。これは痛い。こちらも必死になって草の中を探したら見つかった。

 キャンプ場にはKさんが待ち合わせていた高知県出身の50代ライダーお二人が先に着いていた。Kさんとお二人は去年北海道旅行で知り合ったそうだ。
 高知県のお二人はホッカイシマエビを買っていて、かなりおすそわけを頂いた。旨かった。ありがたや~
 土佐弁講座。「ぜよ」は使わないらしい。

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職業:
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