50日目 7/3 弟子屈町足止め
Kさんは明日釧路空港から東京に戻るので、今日中に釧路に移動して泊まる。ここでお別れだ。Kさんには、丸々3泊分の宿泊代をお世話になってしまった。お陰さまで、食パン地獄から一時解放され、美味しいものを沢山頂けた。私の旅の最後の宿泊地は、Kさんの住む神奈川県の予定なので、また来年お会い出来ることを楽しみに、お別れした。
昨晩は霧雨で、今朝は雨は止んでいたのだが、バーベキューハウスにテントを広げて乾かしていたら、本降りになってしまった。バーベキューハウスから出られなくなった…。Kさんの3倍くらい時間をかけて、ちんたら出発準備をしていたせいですか。
バーベキューでじっとしていたら、キャンプ場の管理人のおじさんが来て、テントと同じ値段(370円)でいいから小屋に泊まっていけや、と言ってくれた。
先に進んでおきたい気持ちがまだあり、連泊する踏ん切りはついていないが…
一向に止む気配がない。連泊決定。ちんたらちんたら準備をしたお陰で、ずぶ濡れにならなくて済んだのだ。何が幸いするかわからぬものよ。
雨が弱まった隙を見て、バーベキューハウスから管理棟に移動した。管理棟には椅子とテーブルが置いてある休憩所があり、座ってのんびりできる。休憩所には先客がいた。60代前半らしきおじさんがパソコンを充電している。高そうな鞄も机に置いてある。ビジネスマンだろうか。
『雨で足止めですよ~』だかなんだかと、話し掛けてみた。何時もの「学生?」『26無職です』のやりとりから私の自己紹介に発展し、旅に出た理由やかつての仕事などについて聞かれて話した。このおじさんは、今朝も高知県ライダーのおっちゃん達に話し掛けていた。この方は、多分人間観察が好きなのだ。私もこんなことを言われた。
「しかしあなたは…言葉が豊富だね。そして、的確だ」
『そうですか?』
「うん、的確だよ」
普通にしゃべっていただけなのだが。その後、おじさん夫婦のテントに招待され、コーヒーとパンをごちそうになった。
夜になって、休憩所で再びおじさんと話したら今度はこんなことを言われた。
「あなたは優秀だから、(働かないで旅をしているのが)勿体ない」
『そうですかね?』
「自分では気付いていないだけで、優秀だよ。話していればわかる」
「お金というものは、付いて回るものなんだ。例えば、看護師の資格を持っていれば、何処にいても働ける。お金は付いてくる」
「税理士なんて良いと思うよ。あれは一つの教科の合格がずっと有効になるから、働きながら勉強して、全部の教科を揃えればいい」
ははぁ。私は、自分が仕事が出来ない人間ではないとは思うが、与えられた仕事を、周りの目をごまかしつつ、最大限にさぼりながらも制限時間内に納めるという、受動的且つ意欲が無い働き方をする。私としては、残業ほぼなし・必ず週休2日・有給休暇全部消化で、月給20万円貰えればいい…。
そんな塩梅で、自分の能力を磨いたり活かしたりしながら金を稼ぐという考え方は、今まで全く無かったなぁ。むしろ、労働とは、人間が神から与えられた罰だ。
でも、税理士か…。どんな仕事なのか全く知らないが、何だか頭に残るな。
昨晩は霧雨で、今朝は雨は止んでいたのだが、バーベキューハウスにテントを広げて乾かしていたら、本降りになってしまった。バーベキューハウスから出られなくなった…。Kさんの3倍くらい時間をかけて、ちんたら出発準備をしていたせいですか。
バーベキューでじっとしていたら、キャンプ場の管理人のおじさんが来て、テントと同じ値段(370円)でいいから小屋に泊まっていけや、と言ってくれた。
先に進んでおきたい気持ちがまだあり、連泊する踏ん切りはついていないが…
一向に止む気配がない。連泊決定。ちんたらちんたら準備をしたお陰で、ずぶ濡れにならなくて済んだのだ。何が幸いするかわからぬものよ。
雨が弱まった隙を見て、バーベキューハウスから管理棟に移動した。管理棟には椅子とテーブルが置いてある休憩所があり、座ってのんびりできる。休憩所には先客がいた。60代前半らしきおじさんがパソコンを充電している。高そうな鞄も机に置いてある。ビジネスマンだろうか。
『雨で足止めですよ~』だかなんだかと、話し掛けてみた。何時もの「学生?」『26無職です』のやりとりから私の自己紹介に発展し、旅に出た理由やかつての仕事などについて聞かれて話した。このおじさんは、今朝も高知県ライダーのおっちゃん達に話し掛けていた。この方は、多分人間観察が好きなのだ。私もこんなことを言われた。
「しかしあなたは…言葉が豊富だね。そして、的確だ」
『そうですか?』
「うん、的確だよ」
普通にしゃべっていただけなのだが。その後、おじさん夫婦のテントに招待され、コーヒーとパンをごちそうになった。
夜になって、休憩所で再びおじさんと話したら今度はこんなことを言われた。
「あなたは優秀だから、(働かないで旅をしているのが)勿体ない」
『そうですかね?』
「自分では気付いていないだけで、優秀だよ。話していればわかる」
「お金というものは、付いて回るものなんだ。例えば、看護師の資格を持っていれば、何処にいても働ける。お金は付いてくる」
「税理士なんて良いと思うよ。あれは一つの教科の合格がずっと有効になるから、働きながら勉強して、全部の教科を揃えればいい」
ははぁ。私は、自分が仕事が出来ない人間ではないとは思うが、与えられた仕事を、周りの目をごまかしつつ、最大限にさぼりながらも制限時間内に納めるという、受動的且つ意欲が無い働き方をする。私としては、残業ほぼなし・必ず週休2日・有給休暇全部消化で、月給20万円貰えればいい…。
そんな塩梅で、自分の能力を磨いたり活かしたりしながら金を稼ぐという考え方は、今まで全く無かったなぁ。むしろ、労働とは、人間が神から与えられた罰だ。
でも、税理士か…。どんな仕事なのか全く知らないが、何だか頭に残るな。
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この記事へのコメント
税理士
ワタクシもなんとなくそう思いますよ。
神から与えられた罰をこなして必死になってるうちに年をとらないように注意して下さい。
しかし、まぁ罰の合間にはボーナスステージもあるかもしれないしね。
税理士は
なんにせよ、楽しく生きていけるよう努めます。